特集 新生児管理の再検討
私たちの病院における新生児個別標識法
淀川キリスト教病院のばあい
神田 真佐子
1
1淀川キリスト教病院産科病棟
pp.31-33
発行日 1973年3月1日
Published Date 1973/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204487
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分娩室で
清潔な包布でおおわれた母の腹の上で,生まれたばかりのベビーが元気な啼泣をはじめる。臍帯が切断されると,助産婦は清潔包布で児を受け取り,母と初対面させて直ちに分娩台から数歩のところにあるアトムレジウォーマー(図1)に収容する。
① アトムのネームバンドに母親の姓名室番号をラッションペンで大きく記入し,ベビーの右手首にとりつける(図2)(生後5分ぐらいで第1標識をつけることになる。右手首につけるのは統一するためである)。② 膀帯血を採取しベビーの血液型検査を検査室へ依頼する(これは標識のためのみでないが,万一問題を生じた場合の一助になる)。 新生児報告書とともに新生児室へ送る。
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