研究報告
助産婦に対する一般人の意識
天方 敬子
1
,
小川 悦子
1
,
河合 久子
1
,
武林 由恵
1
,
中原 裕子
1
,
長浜 博子
1
,
森 多津子
1
,
南野 知恵子
2
1大阪大学医学部付属助産婦学校
2大阪大学医療技術短期大学部看護科
pp.35-39
発行日 1972年3月1日
Published Date 1972/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204329
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
わが国の看護関係において最も長い歴史をもつ産婆が助産婦と名称を改めて23年。その制度のもとに助産婦業務は今日に至っています。さいきんは特に,地域に浸透した母子保健の向上,充実が叫ばれていますが,世間一般には,まだ産婆という言葉で親しまれており,"助産婦"という言葉はあまり知られていないように思われます。そこで,一般の人たちは助産婦をどのような形でとらえ,業務や教育課程をどの程度理解しているのか,また,知らないことはどのような点であるのか,今後,助産婦として活動するうえで,一般の人びとの助産婦に対する認識程度を知るとともに,誤った考えをもっている人に対して正しく私たちを理解してもらうために調査を行ないました。
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.