研究・調査・報告
分娩後・排尿後消毒法の再検討
宇野 喜久子
,
小松 ミエ子
,
五十嵐 修子
1
,
阿部 竹子
1
,
長岡 利也
2
,
佐藤 久子
2
1山形県立中央病院産科病棟
2山形県立中央病院臨床検査課
pp.42-45
発行日 1971年11月1日
Published Date 1971/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204250
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I.はじめに
施設分娩がほとんどを占めている今日,分娩後の入院生活を充実したものにするため,私たちは常に保健指導に心がけております。また不快感をなくし,産褥の異常を早期に発見するために,外陰部の清潔,すなわち排尿後消毒が行なわれております。
先頃私たちは,授乳時の乳頭消毒について検討しましたが,この排尿後消毒も歴史は古く,ただ漫然と行なわれている傾向もあり,その必要性,方法などには再検討をしなければならない面が多くあるようです。このような目的で私たちは,産科看護の近代化という意味から研究を行ないました。
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