北から南から
市が深刻な看護婦不足に苦肉の策/祈りの心に通う人情—島の看護婦さん
pp.64
発行日 1969年12月1日
Published Date 1969/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203847
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神戸市は市立病院などの市の医療機関の深刻な看護婦不足に対処する苦肉の策として,これまで市立高等看護学院の学生にだけ貸し付けていた修業資金制度のワクを広げ,兵庫県下はもちろん他府県の看護婦,助産婦学校の学生,生徒にも貸し付けることにし,早ければ10月から実施する.
これまで卒業後市立の医療機関に看護職員として勤める予定の市立高等看護学院の学生に月額7千円の修学資金を貸し付け,2年間勤続した場合は返済を免除していた.ところが,同看護学院は正看護婦だけしか養成していないうえ,年間60人しか対象にならず,十分な効果をあげられなかった.
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