グラフ
新生児の溶血症に効果ある新薬ソ連で開発成功
pp.8
発行日 1968年10月1日
Published Date 1968/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203630
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キーロフ市(ロシア共和国)の輸血研究所は,新生児の溶血症に効果のある新薬を,ソ連ではじめて開発した.従来の溶血症治療法は,十分な効果を発揮しなかったが,同研究所の研究者集団は,溶血症の治療ばかりでなく,発病の予防にも役立つような薬剤の開発を決意し,医学修士V. S. マカーロフとL. V. ミナコワの指導の下に,研究者グループがキーロフ市の産院でこの新薬を使った結果では,新生児の発表を予防するには,出産後すぐ1回の筋肉注射をすれば十分であることが明らかになった."抗Rh抗体血清多価蛋白質"は,多くの幼児を危険な病気から救うだろう.
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