わたしの一週間
37kmのサイクリング
高木 タカ子
1
1聖ルカ国際病院
pp.55
発行日 1968年4月1日
Published Date 1968/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203548
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0月0日(月)一週間のうち勤務以外に予定のないたった一日の日.彼から電話,逢いたいという.2ケ月近くも逢わないので久方振りにOKの返事をする.忙がしい人だし,私の心のなかに住める人でもない.時々気分転換のために仕事と全く関係のない人とあって楽しむことはよいと思う.気をつかう必要もなし,いいにくいこともすっきりといいムードのないこと最高である.時々はふっと甘えてみたくもなるが,素直に自分を表現することができずフロントガラスにうつる自分の顔をじっと見てしまう.可愛いくない女.
0月0日(火)4時に勤務終了.庭に出てクラブを振る.気持がいらだつ時精神修養にとはじめたが,気分のよい時にだけ,練習をするようだ.5時から築地産院に分娩介助の勉強に行く.9時までに経産の分娩を一例介助し帰舎する.助産婦課程の実習状態経過記録を書いているうちにねむくなる.11時就寝.
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