研究
胎盤腫瘍の一例
福元 貞子
1
1日本鋼管病院
pp.39-40
発行日 1967年10月1日
Published Date 1967/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203467
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はじめに
胎盤腫瘍について外国では1798年John. Clarkeがはじめて報告し,本邦では緒方十右衛門氏(1906)の報告が最初である.
その頻度についてBronsteinは20,000例に1例といい,丸岡(1937)は4286例に1例を,Eastmanの3500例に1例というものなどがあり一定しないが,高桑・山田両氏(1956)の報告では自験例を本邦における第26例であると記されている.昭和35年1月から本例までに至る当院3489例の分娩中はじめて私どもの経験した1例として報告します.
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