調査レポート
産科出血に関する統計的考察
針生 セツコ
1
1東北大学医学部付属助産婦学校
pp.35-38
発行日 1967年1月1日
Published Date 1967/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203327
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はじめに
わが国および本県の妊産婦死亡原因は第一は妊娠中毒症で次に出血でありますが,仙台市では「出血」が最も多くなってきました.よって分娩時出血に関し教育的見地から昭和39年度(1カ年間)中,東北大学医学部付属病院産科において分娩せる「全分娩」について分娩控簿をもとにし,「産科出血に関する統計的考察」を行なってみました.
分娩総数1097例中,生産1081例(98.6%),死産を含むその他16例(1.4%)であり,初産・経産別および分娩様式別については第1,2表に示す通りであります.
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