献立を中心にした妊産婦の食事指導の実際
妊娠後半期の食事・バランスのとれた食事を
小野 てい
1
1賛育会病院給食課
pp.49-51
発行日 1966年2月1日
Published Date 1966/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203136
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1.献立の基準を決めるには
妊娠も後半期に入ると,栄養必要量は非妊時よりも熱量で600カロリー,蛋白質で25g,脂肪で20g,その外のビタミン類,カルシウム,鉄などすべてが多くなっています.
では1日のうちに,どういう食品を,どのくらい食べたらよいかという基準を示すものが次の食糧構成表であります.そこで献立を考えるときにこの基準表を頭にいれて食品の組合わせを考え,その季節に出廻っている食品で新鮮なものを選んで求めて献立をたてれば,一つ一つの栄養価を計算しなくてもバランスのとれた食事をとることができるでしょう.
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