弱い子・育てにくい子の相談

　育児ママ，心理学ママなどと悪口をいわれますが，お母さん方の育児知識は一般的に，確かに向上しています．しっかりした育児の考え方をもつ母親も少なくありませんし，なかなかじょうずに妻をリードしたり助けたりする父親もちらほら見えます．

　赤ちゃんたちの心身の発育も平素の機嫌も目立ってよくなったし，病気の子どもも昔に比べると確かに少なくなったと思います．多くの育児相談も，いわばぜいたくな相談で，放って置けば生命に危険を生ずるような欠陥や過失がある場合は少なく，本質的には，もっとよい子にしたい．これでよいのか，という希望と不安からの訴えであり悩みであるのです．