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漢法の「経絡」説に新しい光
N
pp.44
発行日 1964年5月1日
Published Date 1964/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202760
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古来,漢法医学の分野で,経験的に唱えられてきた「経絡」「経穴」などの存在が,解剖組織学的に実証され,その形態,性質などの一部が科学的に確かめられたという説が,北朝鮮・平壌大学の金鳳漢教授をリーダーとする経絡研究グループによって発表された.それによると,経穴部位(ボンハン小体)と経脈(ボンハン管)から成っているこの全身的な一連の循環系統は,血管,リンパ管,神経と並ぶ,もう一つの「経絡系統」として,再認識さるべきものだという.
この論文は在日朝鮮人の学界誌である「科学通報」に紹介され,最近日本の医学会でも関心を集めている.
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