巻頭随想
これからの人づくり
河崎 なつ
pp.9
発行日 1963年12月1日
Published Date 1963/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202653
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いまも,すべての胎生動物は,その子供をひとりで生んでいるが,人間ばかりは,その生活態勢のうつるにつれて,助産の人手を必要としてきた.
日本では,千年前,平安朝の学制に,中央では文章博士,天文博士とならんで女博士というのがあった.産科を修める女子の学生(がくしょう)で助産婦さんの養成であったらしい.職業婦人養成の最初だといえる.
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