グラビヤ
東独の託児所
pp.2-8
発行日 1963年12月1日
Published Date 1963/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202652
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東ドイツでは政府や労働組合などの機関が,託児所,幼稚園の建設に深い配慮を払っている。都市,工業地帯,農村にこれらの施設が設けられているので,婦人も安心して職場に進出することができる。各写真の説明からもわかるように,幼児の数に対して十分の保母が配置され,安い経費でゆきとどいた生話をしてもらえる。
各地の保健センターや母子相談所では,出産や育児相談,産婦や乳幼児の定期的な健康診断を無料で行ない,病気の予防に力をいれている。母親は出産のたびに国家から500マルク以上の手当てを与えられる。また産婦が家庭で乳児を育てるときには,出産から1年半の間,毎月10マルクの手当てを受けとることができる。
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