らいぶらりい
—F. G. ABDELLAH I. L. BELAND A. MARTIN R. V. MATEENEY 共著 日本看護協会 千野静香 訳—「患者中心の看護」を読む/—杉 政孝 著—「看護社会学」ナースをとりまく社会のしくみ
田中 恒男
1
1東大衛生看護学科
pp.48-49
発行日 1963年7月1日
Published Date 1963/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202580
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最近はやり言葉のように「患者のニードにそった看護」という声がきかれる.このことは看護史の流れからみて,個から始った看護が綜合の過程をへて,再び個をとりあげることの重要性が再認識されたものだと考えられる.これは看護が意識的に質的な飛躍をとげたことを意味しよう.
その時期にあたって,アブデラ女史らの「患者中心の看護(原題Patient-ceutered approaches to nursing:千野静香姉訳)」が出版されたことは大へんうれしい.おそらくは我国の看護のあり方を考える上に大いに役立つことだと思う.
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