私は考える
私の描く助産婦学校の専任教員のすがた
志賀 タカ子
1
1国立公衆衛生院保健指導学科助産課程
pp.27
発行日 1961年6月1日
Published Date 1961/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202137
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専任教員として未経験の私が,この様なテーマについて書くことは大変僣越に存じますが,私の現在までの学生生活や臨床経験,現在受けている公衆衛生院での勉強の中から感じたこと考えたことを土台に,将来私がつかねばならない専任教員の座に対する私なりの抱負,というより努力点とでもいつたことについて書いてみたいと思います.皆様の御批判御意見をお聞かせ頂ければ幸に存じます.
現在の私は,専任教員にならねばならないと思うだけでも,自分に出来るだろうかという大きな不安にかられ,どうしてよいかわからなくなる様な状態でありまして,この様な心境の中で明日の助産婦教育を論ずることは私としましては,ほんとうにつらいことでございます.しかしこの様な心境も現在の助産婦学校の立場,専任教員のあり方等に対する認識に関連のあることも否めないことです.
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