特集 家族計画
農山村の家族計画普及をめぐつて
柴山 知輝
1
,
若林 登
1
1栃木県衛生民生部
pp.19-24
発行日 1959年5月1日
Published Date 1959/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201676
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I.普及事例・ア・ラ・カルト
栃木県下に家族計画普及のモデル市町村が誕生して早くも4年を経過する.56の市町村のうち,はじめからモデル活動のスタートを切つたのは,そのうち13市町村,その後3カ市町村が加わり合せて,いま16の市町村がモデル地区の旗幟を掲げて重点的な普及活動を続けている.
勿論,その以前の時期において県が主体となり,保健所の指導力を傾注して全県範囲にわたり家族計画の啓発普及につとめたので,モデル市町村以外の地区でも引続き必要に応じて講習会や個人指導が行われているが,昭和30年に同モデル市町村の設定をみてからは,保健所の集団指導や個人指導の主力は原則としてモデル地区に注がれて今日に到つている状況である.
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