邦樂への道
名曲解説
唯是 震一
pp.45
発行日 1953年10月1日
Published Date 1953/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200463
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1.六段——一名「六段の調」とも称され,貞亨年間に八橋検校の作曲したものである.江戸時代の殆どすべての音樂は語るか唄うかが主であつたが,いわゆる「段もの」と呼ばれる「六段」「八段」「みだれ」などは純器樂風の作品である.元来は箏独奏曲であつたが,後年,三絃と尺八とともに三曲の合奏としても大いに演奏せられるようになつた.
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