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趣味を語る
瀨谷 かね
,
K
pp.47
発行日 1953年4月1日
Published Date 1953/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200328
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「武士の子は……」という女大学式に育てられた瀬谷さんは,その例に洩れず6才の6月6日からお琴,三味線,おどりのお稽古に通つた。だから「助産婦になるという時は勘当!といわれた」そうである。
その後とつたり,やめたりしているが,「戰後は毎朝1時間の日課とした」といわれる。……三日坊主?……お好きな曲は?と伺うと「やはりやさしいのがいいね都鳥だの蓬来,四季の山姥など」と紙に書いて下さり「どれも免状を貰うつもりはないので,"何事も半ぱ"とつけたされた。つまりそのものを楽しみ,忙しい時はヒステリー鎭静劑として効験あらたかだそうな。ただし生花は「曉谷園」という名をもつておられる
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