講座
姙娠後半期の出血
織田 明
1
1甲南病院
pp.14-17
発行日 1952年8月1日
Published Date 1952/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200156
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
妊娠後半期出血の原因として屡々早産開始の徴候のことがあるが,代表的な然も著しき症状を突発するために最も警戒を要するものに前置胎盤と常位胎盤の早期剥離があることは充分御存知のことでありますが,稀には子宮破裂があり,又全妊娠期を通じて起り得る出血としては静脈瘤の破裂,子宮膣部靡爛,子宮息肉子宮癌及び筋腫等も考慮に入れる必要がある。之等の内重要なものから主症状,予防法,特に助産婦として医師を迎え或は送院するまでの態度救急處置などについての概略を述べる。
Copyright © 1952, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.