ア・ラ・モード
母親學級について
橋本 淑郎
pp.28-31
発行日 1952年2月1日
Published Date 1952/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200036
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兒童憲章には健康と言う事を第一にあげておりますが,人間の幸福は何んと申しても先ず健康でありまして此の憲章が將來の日本を背負つて立つ兒童の福祉と教育の基盤と成る事を思いますれば心強く感じられます。
然し兒童福祉と申せば生れて來ました子供の事のみの樣に思われますが,是れは子供が母親の胎内に宿つた時から始められるべきでありましよう。普通妊娠した人は安産で丈夫な子供を生む事のみを願い是れに反して自分の體が丈夫な子供を生むのに充分な條件が整つているかどうかを老えて見る人は割合に少いのであります。
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