公衆衛生學教室めぐり
日本大學公衆衛生學教室
pp.20
発行日 1952年4月15日
Published Date 1952/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201022
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昭和17年の新春の1日探訪子は國電池袋驛西口から日大病院行バスに乘つて,板橋區大谷口町の日大醫學部に行き公衆衞生學教室を訪れた。此處は池袋驛から出る東上線の大山驛から數分で來られるので,學生の大部分は東上線の定期券を利用して通學しておるそうである。
本校の敷地は東都北郊の閉静な武藏野の高臺の端に位しておつて,白銀の富士がよく見えた。校庭には醫學部專屬の廣い陸上運動場があり,水泳プールまでそなえておる。その先は校庭が森になつておつて學生の散策地になつておる。此間新制大學の審査に來た審査員一行は本校の環境は教育の場所として絶好であるとほめたそうであるが尤もなことである。
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