Japanese
English
特集 言語障害のリハビリテーション
失語症に対するTMS治療とリハビリテーション
Repetitive transcranial magnetic stimulation and rehabilitation for aphasia
原 貴敏
1,2
Takatoshi Hara
1,2
1東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
2国立精神・神経医療研究センター病院身体リハビリテーション部
1Department of Rehabilitation Medicine, The Jikei University School of Medicine
2Department of Rehabilitation Medicine, National Center Hospital, National Center of Neurology and Psychiatry
キーワード:
経頭蓋磁気刺激療法
,
脳卒中後失語症
Keyword:
経頭蓋磁気刺激療法
,
脳卒中後失語症
pp.1321-1330
発行日 2022年11月10日
Published Date 2022/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202663
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
脳卒中後失語症(post stroke aphasia:PSA)に対する経頭蓋磁気刺激療法(transcranial magnetic stimulation:TMS)は,ここ10年ほどで多くの論文が報告されている.この領域における内容を理解するには,TMSの作用機序に加えて,脳卒中発症後にどのようなプロセスで失語症が改善するのか,またどのような脳内の可塑性の変化があるのかを理解しなければならない.これらの内容は未だ確固たる結論に至っていない部分も多くあくまでも暫定的な内容であるが最新の報告をふまえて解説する.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.