Japanese
English
増大特集 加齢とリハビリテーション
第3部 加齢によって生じた課題への対応
12.アウトリーチ支援
Outreach in Community-Based Rehabilitation
堀見 洋継
1
Hirotsugu Horimi
1
1医療法人社団輝生会成城リハケア病院
1Seijou Reha-Care Hosital
キーワード:
アウトリーチ
,
多職種協働
,
リハビリテーション会議
,
地域共生社会
Keyword:
アウトリーチ
,
多職種協働
,
リハビリテーション会議
,
地域共生社会
pp.757-763
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202544
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はじめに
この文章を書くにあたって,筆者の立ち位置をお伝えしたい.筆者は研究者でも管理者でもなく,一臨床家として実践の毎日を送っている.実践の場は主として在宅診療で,その内容とは,患者の訴えを聞き,診察をし,問題点を整理し,その問題を解決するための基本方針を決定し,その患者にかかわる人々に,それぞれの役割を伝え実施してもらう.その成果を確認し,方針の継続,修正の判断をし,そして実行する.その繰り返しの毎日である.そのなかから筆者が大切だと思っていることをここに書かせていただいた.それは,あくまで個人の考えであるので,科学的エビデンスと比べるとなんとも心もとないものだとは思うが,ご容赦いただきたい.故石川誠先生がその晩年に繰り返し語っていたTwin Track Approachに倣って,「障がい者への直接的アプローチ」と「地域社会への働きかけ」を中心に述べたい.
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