Japanese
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増大特集 加齢とリハビリテーション
第3部 加齢によって生じた課題への対応
8.ポリファーマシーへの対応
Management of polypharmacy in older adults
秋下 雅弘
1
Masahiro Akishita
1
1東京大学大学院医学系研究科老年病学
1Department of Geriatric Medicine, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
多剤服用
,
処方見直し
,
非薬物的対応
,
多職種協働
Keyword:
多剤服用
,
処方見直し
,
非薬物的対応
,
多職種協働
pp.725-732
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202540
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はじめに
高齢者は多病(multimorbidity)ゆえに多剤服用となることが多く,薬物有害事象や服薬管理上の問題を生じやすい.最近は,多剤服用の中でも(潜在的な)害をなすものを特にポリファーマシー(polypharmacy)と呼んで区別することが行われる.日本老年医学会や厚生労働省からポリファーマシー対策の指針も発表されており,メディアや社会の関心も高い問題である.また,それらの指針でもリハビリテーションを含む非薬物的対応の重要性が強調されており,リハビリテーションにかかわる多職種にとっても関係の深い事項である.本稿では,ポリファーマシーへの対応について上記指針の内容を含めて概説する.
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