連載 リハビリテーション医療における退院支援・第3回
医療ソーシャルワーカーの立場から
細金 操
1
,
田中 尚文
2
Misao Hosogane
1
,
Naofumi Tanaka
2
1東海大学医学部付属病院患者支援センター総合相談室
2帝京大学ちば総合医療センターリハビリテーション科
キーワード：
意思決定支援
,
医療ソーシャルワーカー
,
退院支援
,
退院調整
,
ソーシャルハイリスク
Keyword:
意思決定支援
,
医療ソーシャルワーカー
,
退院支援
,
退院調整
,
ソーシャルハイリスク
pp.807-809
発行日 2021年8月10日
Published Date 2021/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202292
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退院支援では，医療者が患者や家族に対して疾患についてはもちろん，退院準備を進めることについて理解を得たうえで，患者や家族が退院に関するさまざまな問題に対して最善の選択ができるように意思決定支援を行うことが重要である．退院支援には退院先のことだけではなく，これからの人生をどのように生きていくのかという意思決定を支援することも含まれる．しかし現状では，医療者は早期に退院させることに追われ，患者や家族の意思決定支援が十分に行われていない．本稿では，退院支援における医療ソーシャルワーカー（medical social worker；MSW）の役割と，退院支援をより良く進めるための要望について，MSWの立場から述べる．
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