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特集 骨粗鬆症—指導に役立つエビデンス
骨粗鬆症のインパクト
Impact of osteoporosis
帖佐 悦男
1
Etsuo Chosa
1
1宮崎大学医学部整形外科,リハビリテーション科
1Department of Orthopaedic Surgery and Rehabilitation Medicine, Faculty of Medicine, University of Miyazaki
キーワード:
骨粗鬆症
,
インパクト
,
予防費用対効果
,
予防
,
治療
Keyword:
骨粗鬆症
,
インパクト
,
予防費用対効果
,
予防
,
治療
pp.333-337
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202193
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はじめに
超高齢社会を迎え,国は「2040年を展望し,誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現に向けて」を提唱し,「健康寿命延伸プラン」や「医療・福祉サービス改革プラン」を策定した.健康寿命延伸のために,健康無関心層を含めた予防・健康づくりの推進や地域・保険者間の格差の解消を掲げており,健康寿命延伸のための予防として骨粗鬆症を含めたロコモティブシンドローム(運動器症候群・ロコモ)は重要である.今回は,ロコモの代表的疾患の一つである骨粗鬆症の社会に与えるインパクトとして,なぜ骨粗鬆症予防が必要か,特に骨折の予防や治療が個人のみならず社会にとっていかに有益であるかを,費用対効果を含めガイドラインを中心に考察する.
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