Japanese
English
特集 就労世代の脳卒中リハビリテーション
再発予防と生活管理
Recurrence prevention and lifestyle management
橋本 洋一郎
1
,
和田 邦泰
1
,
山川 詩織
1
Yoichiro Hashimoto
1
,
Kuniyasu Wada
1
,
Shiori Yamakawa
1
1熊本市民病院脳神経内科
1Department of Neurology, Kumamoto City Hospital
キーワード:
脳卒中
,
再発予防
,
抗血栓薬
,
生活管理
,
行動変容ステージモデル
Keyword:
脳卒中
,
再発予防
,
抗血栓薬
,
生活管理
,
行動変容ステージモデル
pp.131-137
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202149
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はじめに
「脳卒中と循環器病克服5カ年計画」に従って,日本脳卒中学会が24時間365日遺伝子組換え型組織プラスミノーゲン活性化因子(recombinant tissue plasminogen activator:rt-PA)静注療法が行える一次脳卒中センター(primary stroke center:PSC)認定を2019年より開始した.一次申請922施設,二次申請53施設が認定され,2020年度には全国の975施設(1施設辞退)の医療機関が日本脳卒中学会認定PSCとして稼動している.なお施設名の公表は2020年6月29日に日本脳卒中学会のウェブサイトで行われ,わが国の脳卒中診療が大きく変貌し始めている.
脳卒中をいったん発症すると年間5〜10%の再発リスクを背負ってその後の生活を送らなければならない1).また脳卒中では急性期,回復期,維持期(生活期)と病期によって治療を受ける施設が変わることが多く,「治療の継続」と「リハビリテーションの継続」が必要である.
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