連載 海外留学・国際交流のすすめ・第5回
私の海外協力の経験と今感じていること
野口 祐子
1,2
Yuko Noguchi
1,2
1国立国際医療研究センター病院
2琉球大学医学部保健学研究科国際地域保健学教室博士前期課程
キーワード:
青年海外協力隊
,
国際協力
,
作業療法士
Keyword:
青年海外協力隊
,
国際協力
,
作業療法士
pp.491-493
発行日 2020年5月10日
Published Date 2020/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201951
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海外協力のきっかけ
私の作業療法士としての海外協力の原点は大学生時代にあると思っています.私が入ったゼミの先生は,タイの農村部で地域に根差したリハビリテーションについての研究をされており,私は先生に同行し,何度かタイ農村部の障害をもった子供の家を訪問させていただきました(図1).
当時,タイ語を話せない私にその辺りから採ってきた見たこともないフルーツをふるまってくれたり,日本とは違うトイレの使い方を教えてもらったりと,現地の人たちとの交流はすべてが初めてで,緊張と高揚感でいっぱいの貴重な経験でした.
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