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特集 難病に対する医療・福祉とリハビリテーション
難病患者を支えるコミュニケーションの支援—技術から社会制度まで
Support for communication supporting intractable patients—From technology to social system
本間 里美
1
Satomi Honma
1
1日本ALS協会
1Japan ALS Association
キーワード:
難病
,
コミュニケーション支援
Keyword:
難病
,
コミュニケーション支援
pp.1057-1063
発行日 2018年11月10日
Published Date 2018/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201474
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はじめに—生きること=コミュニケーション
「一つだけでも戻せるものがあるのであれば,迷わず私は,話せることを望みます」.難病コミュニケーション支援講習会の挨拶での,当時日本ALS協会の会長であった岡部宏生氏の言葉である.難病を抱え発話によるコミュニケーションがとれない当事者にとって,コミュニケーションは「生きること」そのものであることを意識し続けることは,支援者にとって最も大切なことである.本稿では,難病患者を支えるコミュニケーション支援方法の紹介から実際の活用法,それらを支える社会制度について具体例を踏まえながら概説した.
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