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研究と報告
軽度要介護者の通所介護サービス利用日と非利用日の日内歩数推移に関する予備的研究
Diurnal variation of steps among frail elderly people attending a day care center:a comparison their attending and non-attending days
安藤 卓
1,2
,
樋口 由美
1
,
今岡 真和
3
,
藤堂 恵美子
1
,
上田 哲也
1
,
北川 智美
1
Suguru Ando
1,2
,
Yumi Higuchi
1
,
Masakazu Imaoka
3
,
Emiko Todo
1
,
Tetsuya Ueda
1
,
Tomomi Kitagawa
1
1大阪府立大学大学院総合リハビリテーション学研究科
2藍野大学医療保健学部理学療法学科
3大阪河崎リハビリテーション大学リハビリテーション学部理学療法学専攻
1Graduate School of Comprehensive Rehabilitation, Osaka Prefecture University
2Department of Physical Therapy, Faculty of Health Science, Aino University
3School of Rehabilitation, Osaka Kawasaki Rehabilitation University
キーワード:
軽度要介護者
,
歩数
,
通所サービス
Keyword:
軽度要介護者
,
歩数
,
通所サービス
pp.359-364
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201280
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要旨 【目的】本研究の目的は,軽度要介護者の通所サービス利用日と非利用日の日内歩数推移の特徴を明らかにし,高齢者の活動性向上に資する基礎的データを提供することである.【方法】対象は,通所介護サービスを利用する65歳以上の軽度要介護者35名(女性19名),要支援2〜要介護2,年齢80.3±8.0歳とした.身体活動量計にて24時間1週間の歩数を連続的に測定した.1日あたりの歩数を算出し,利用日・非利用日の歩数および3時間ごとの日内歩数推移の比較を男女別に行った.【結果】男性の利用日の歩数は中央値2,058.3歩,非利用日は1,438.5歩であった(p<0.05).女性の利用日の歩数は3,105.5歩,非利用日は2,645.0歩であった.利用日別の日内歩数推移で,男性は6〜12時で利用日の有意な歩数増大を認めた.女性は6〜9時で,利用日の有意な歩数増大を認めた.【結論】軽度要介護者は日常的に不活動であるものの,男女ともに利用日の午前中に歩数が増加する日内歩数推移を示した.
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