巻頭言
リハビリテーションにおける自立支援と意思決定
荒木 暁子
1,2
1NPO法人日本リハビリテーション看護学会
2日本看護協会
pp.309
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201265
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この号が皆様のお手元に届くころには,2018年度診療報酬改定・介護報酬改定への対応の協議を終えているころでしょう.今回の介護報酬は,自立支援・重度化防止の観点のみならず,「リハビリテーション」があらゆる事項で取り上げられ,エビデンスを積み上げてこられたリハビリテーション専門職の成果が評価された改定になったといえます.
今後の高齢化・少子化のさらなる進展を考えると,サービスの効率化・生産性の観点はますます重要となってくるでしょう.ヘルスケア専門職の関わりや態度は,リハビリテーションを必要とするすべての人々の心身の健康や機能向上に“良い”影響を及ぼすはずですが,患者・利用者の“真の”自立へのインパクトはどのように評価されるのでしょうか.
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