Japanese
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特集 療養型施設でのリハビリテーション
短期集中リハビリテーションと自立支援
Intensive short term rehabilitation and self-help support
大河内 二郎
1
Jiro Okochi
1
1社会医療法人若弘会介護老人保健施設竜間之郷
1Geriatric Health Services Facility Tatsumanosato
キーワード:
老人保健施設
,
自立支援
,
認知症
,
ICF
Keyword:
老人保健施設
,
自立支援
,
認知症
,
ICF
pp.1099-1102
発行日 2017年11月10日
Published Date 2017/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201142
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老人保健施設のリハビリテーション
介護老人保健施設(以下,老健)は,介護保険制度以前は病院から退院した人がリハビリテーションなどにより機能を回復させ,地域に戻るための「中間施設」として整備された.介護保険制度においては「介護保険施設」として再スタートしたが,当初は特別養護老人ホームとの機能の区別が不明確であると指摘されてきた.そこで2011年度の介護報酬改定から,在宅復帰率,および回転率といったアウトカム指標に基づく介護報酬が導入され,在宅復帰の機能が見直された結果,老健と特別養護老人ホームとの機能の差が明確になった.この見直しでは退所者に占める在宅復帰率が50%を超える老健は「在宅強化型施設」で老健の約2割がこれに当たる.在宅復帰率30〜50%の「在宅支援加算施設」は約3割を占めている.
さらに2018年度に施行される改正介護保険法において,老健は,表1のように定義された.
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