書評/お知らせ
坂井建雄 著「標準解剖学」/第18回日本臨床リハビリテーション心理研究会
荒川 高光
1
1神戸大大学院リハビリテーション科学解剖学
pp.965
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201103
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現在,解剖学を学ぶ学生は,増えている.学生でなくても「人体の仕組みを知りたい」という思いを持つ人は,潜在的に多く存在する.私は,さまざまな職種をめざす学生だけでなく,既に臨床などで活躍している人々に対しても解剖学の講義を行ってきた.あらゆる医療のコアとなる解剖学を,学生や臨床家たちにどのように教えるのか.これが常々私の課題となっていた.
本書の著者である坂井建雄先生(順大大学院教授)は,解剖学に深い造詣を持つ一流の研究者であり,解剖学実習を担当する教員でもある.また,「どのように解剖学を伝えるか?」ということに関しても熱心で,学会などでご意見をうかがったりしていた.その坂井先生がどのように本書をまとめられたのか,ぜひ知りたいと思って本書を手に取った.
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