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編集後記
川
pp.1118
発行日 2014年11月10日
Published Date 2014/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200065
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「おばあちゃんはいくつになった?」と尋ねられるたびに「大正5年生まれだから,95,6歳かな」と適当に答えていたのですが,ちゃんと計算してみると大正5年は西暦1916年……なんと,現在98歳,数えで99歳!白寿でした.77歳は喜寿,88歳は米寿,90歳は卒寿といいますが,百歳は何というのだろうと思っていたら,そのものずばり「百寿」.百歳以上の人を「百寿者」というそう.日本の百寿者は現在約59,000人にも上るそうです.一方で日本は寝たきり大国でもあり,平均寿命と健康寿命のギャップを埋めることが課題です.
「ご長寿日本一」など長寿関連のニュースをみると「どんな心境なんだろう? 幸せなのかな?」と思ったりすることがあります.先日TVで「百寿者」が取り上げられていました.健康で幸せに長生きしている百歳以上の人たちにはどんな秘密があるのか—「百寿者研究」が注目されているそうです.印象に残ったキーワードは「多幸感」.まだ百寿者の半分以下の年齢ではその胸のうちは想像できません.祖母は来年いよいよ百寿.そこそこ元気に百歳を迎えられそうです.果たしてその心境は……? とにかく来年はお祝いしなくちゃ.
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