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編集後記
川
pp.604
発行日 2013年6月10日
Published Date 2013/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110164
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わが国で初の下肢切断術を行ったのは,James Curtis Hepburn.「ヘボンさんでも草津の湯でも,恋の病はなおりゃせぬ」と歌われ,日本人に親しまれた名医,ヘボン博士です.歌舞伎役者・三代目澤村田之助の脱疽に対して行われ,術後の田之助が義足で舞台に立ち,世間を驚かせたというエピソードはとても有名です.また「ヘボン式ローマ字」の元となった,世界初の和英辞書「和英語林集成」を作ったことでも知られています.ヘボン博士が設立したヘボン塾からは多くの「国際人」が輩出されました.
さて,ヘボン塾が設立されたのは今から150年前の1863年.つまりそのちょうど100年後に日本リハビリテーション医学会が誕生したことになります.本号では日本リハビリテーション医学会50周年特別企画として,座談会「国際交流の推進に向けて」を掲載しました.国際交流の先達的立場の先生とリハビリテーション医学の今後の担い手である中堅・若手の先生に,国際交流のあり方から人材育成,リハビリテーションの質的向上のためには……などなど,大いにディスカッションしていただきました.
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