編集後記

　トンガ沖での海底噴火による津波警報・注意報．津波のメカニズムがわかっていないこと，発令が14時間にも及んだことで，「大げさなのでは」との声が少なからずあったようですが，気象衛星「ひまわり」が捉えた噴火の映像から衝撃波の凄まじさがわかります．実際に日本でも漁船の転覆などの被害がありました．

　先月から始まった連載「障害者の災害支援」．今月の記事（pp197〜201）に「被害がない場合は実践的な避難訓練と考える．『空振りでなく素振りと考える』」とあります．真夜中の避難行動，コロナ禍での避難所待機など，この度の避難経験は，きっと今後の防災計画作成においてとても貴重なものとなったことでしょう．