連載 スプリント治療のテクニック
橈骨遠位端骨折後のスプリント治療
原田 康江
1
1聖隷浜松病院リハビリテーション部
キーワード:
スプリント
,
橈骨遠位端骨折
Keyword:
スプリント
,
橈骨遠位端骨折
pp.895-898
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110634
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橈骨遠位端骨折は,小児では主にスポーツ外傷,骨粗鬆症を伴った40歳以上の女性では転倒,50歳以下の青壮年男性では,転落や交通事故などの高エネルギー外傷が原因で生じ1),幅広い年齢層でみられる一般的な骨折の1つである.そのため,よく遭遇する骨折でありスプリントを必要とする場合も多々ある.そこで橈骨遠位端骨折の患者を担当した際,どのような時期にどのようなスプリントが必要か,どこに注意して作製したらよいか,そして作製したスプリントをどのように治療や日常生活動作(activities of daily living;ADL)に生かすのかなど,スプリントの利点などを含め,筆者の経験より紹介する.
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