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特集 重症下肢虚血肢とリハビリテーション
切断前後のリハビリテーション―特に慢性腎疾患等の合併症を中心に
How to rehabilitation to the pre- & post-limb-amputation: High risk patients especially who have chronic kidney disease.
花岡 英二
1
Eiji Hanaoka
1
1地域医療機能推進機構千葉病院(JCHO)
1Department of Orthopedic Surgery, Japan Community Healthcare Organization, Chiba Hospital
キーワード:
重症下肢虚血
,
切断肢
Keyword:
重症下肢虚血
,
切断肢
pp.313-320
発行日 2014年4月10日
Published Date 2014/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110461
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はじめに
高齢化社会である近年においては,さまざまな要因で下肢が虚血壊死に至り,時には下肢を切断せざるを得ないことがある.本稿では難治性の創傷をもち,下肢の切断に至るような,高齢者,内科的合併症,血管障害などのリスク要因の多い重症下肢虚血症例,特に治療に難渋する慢性腎疾患などを合併する患者の切断時期の判断と,切断前後のスムーズなリハビリテーション技術とリスク管理について概説をする.
なお,重症下肢虚血肢の集学的医療においては,循環器内科,糖尿病内科,腎臓内科,透析科,血管外科,皮膚科,形成外科,整形外科,麻酔科,フットケア外来看護師,理学療法士,義肢装具士,ソーシャルワーカーなどさまざまな専門性をもつ職種によるチーム医療が不可欠であり,さらには,中心となる医師の存在が必要である.
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