Japanese
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入門講座 廃用症候群
評価・治療・訓練―訓練治療におけるポイント
Evaluation・Treatment・Therapy:points in therapy.
小川 真司
1
,
木村 彰男
2
Shinji Ogawa
1
,
Akio Kimura
2
1浜松赤十字病院リハビリテーション科
2慶應義塾大学リハビリテーション医学・医工連携
1Department of Rehabilitation Medicine, Japanese Red Cross Hamamatsu Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
廃用症候群
,
治療
,
訓練
Keyword:
廃用症候群
,
治療
,
訓練
pp.445-451
発行日 2013年5月10日
Published Date 2013/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110110
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はじめに―ふたつの廃用症候群
本邦には2つの廃用症候群がある.1つは「診療報酬上の廃用症候群」で,もう1つは「病態としての廃用症候群」である.これらのふたつの廃用症候群は,用語として混同して使用されており,実際の現場で問題となることがある.事務的な場面と臨床的な場面,リハビリテーションの専門職と話し合うときと専門職ではない人と話し合うときなど,目的や状況に応じて使い分けることで,適切な使用ができると考えられる.
本稿でははじめに「診療報酬上の廃用症候群」の評価と訓練を述べる.次に,「病態としての廃用症候群」の評価と治療について記述する.
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