Japanese
English
調査
主介護者の主観的介護負担に影響を及ぼす介護保険サービスの検討
A study of reference to long-term care insurance service and the perception of burden of caregiver's of the elderly at home.
坪井 章雄
1
,
松田 俊
2
,
佐々木 実
2
,
村上 恒二
3
,
車谷 洋
3
,
清水 順市
4
,
藤原 奈緒子
5
Akio Tsuboi
1
,
Takashi Matsuda
2
,
Minori Sasaki
2
,
Tsunezi Murakami
3
,
Hiroshi Kurumadani
3
,
Junichi Shimizu
4
,
Naoko Fujiwara
5
1国立病院呉医療センター
2広島修道大学大学院人文科学研究科
3広島大学医学部保健学科
4神奈川県立保健福祉大学
5広島大学大学院医学系研究科
1National Kure Medical Center
2Department of Psychology, Faculty of Humanities and Human Sciences, Hiroshima Shudo University
3Institute of Health Sciences, Faculty of Medicine, Hiroshima University
4Kanagawa Prefectural Government Public Health Department
5Student of Graduate School of Medical Science, Hiroshima University
キーワード:
在宅高齢障害者
,
介護者
,
介護負担感
Keyword:
在宅高齢障害者
,
介護者
,
介護負担感
pp.1413-1420
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109965
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はじめに
一般に,高齢障害者の在宅生活を維持していくうえで介護者の役割は重要で,在宅介護が破綻する原因として,介護者の心理的負担の増加による「介護疲れ」が指摘1)されてきた.また,孤立した介護状況が継続すると,介護者の身体症状や抑うつ的な精神症状は悪化し,「介護疲れ」1)や「うつ病」2,3)に移行することが指摘されている.一方,2000年4月より,在宅介護者の介護負担を軽減する目的で,介護保険で運用される各種サービス(以下,介護サービス)が実施されだした.しかし,この介護サービスと介護者の主観的介護負担の関連については明確な結論が示されていない.本研究は,介護サービスと介護者の主観的介護負担との関連を検討することを目的とした.そのため,介護サービスが実施されている状況のなかで,在宅高齢障害者の主介護者の主観的介護負担に影響を与える因子について明らかにした.
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