学会印象記
第38回日本リハビリテーション医学会学術集会
牧野 健一郎
1
1産業医科大学リハビリテーション医学講座
pp.1069-1071
発行日 2001年11月10日
Published Date 2001/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109630
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2001年,今年は21世紀という新世紀の幕開けでもあり,30年余の歴史を築いてきたIRMAとIFPMRが合併しISPRM(International Society of Physical and Rehabilitation Medicine)として新たな出発をした年でもある.第38回日本リハビリテーション医学会学術集会も,「21世紀への船出―リハビリテーション医学の充実と普及―」のテーマにて,平成13年6月14日から16日までの3日間,パシフィコ横浜を会場に開催された.ここは,5年前にも本学術集会が開催されたみなとみらい地区にある会場であるが,この5年の間に周辺の開発が進み,臨海地区に建設された人工都市としての輝きも増しており,新世紀への船出としてこれ以上にふさわしい場所はないのではないだろうかと感じた.ただ,地球の温暖化や人口問題,そしてエネルギー問題など,次世代へと引き継がれる問題が未解決のまま山積みされているのも事実であり,そんな今世紀を象徴するかのように,時折強い風と雨の降るあいにくの天候での開幕となった.
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