Japanese
English
特集 神経難病の在宅リハビリテーション
呼吸管理
Management of respiratory system.
荻野 美恵子
1
,
斎藤 豊和
1
Mieko Ogino
1
,
Toyokazu Saito
1
1北里大学内科Ⅲ(神経内科)
1Department of Internal Medicine Ⅲ, Kitasato University School of Medicine
キーワード:
神経難病
,
在宅療養
,
呼吸管理
,
在宅人工呼吸療法
,
在宅酸素療法
Keyword:
神経難病
,
在宅療養
,
呼吸管理
,
在宅人工呼吸療法
,
在宅酸素療法
pp.997-1005
発行日 2001年11月10日
Published Date 2001/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109617
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はじめに
神経難病の呼吸障害としては,呼吸筋麻痺によるものや呼吸器感染症に伴うものが考えられる.前者をきたすものとしては,筋萎縮性側索硬化症に代表される運動ニューロン病や重症筋無力症,種々の筋ジストロフィーや代謝性および先天性筋疾患,さらに呼吸調節に関与して中枢性の呼吸障害をきたす種々の錐体外路疾患などがあげられる.後者をきたすものとしては,嚥下障害をきたし,二次的に誤嚥性肺炎をきたすさまざまな疾患があげられる.神経難病の呼吸管理を考えた場合,それぞれの障害に応じて対処を考える必要がある.
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