特集 これからの医療安全を考える
在宅呼吸ケアの現場における患者安全確保—医療と介護の連携強化
中山 初美
1
,
津田 徹
2
1医療法人社団恵友会 霧ヶ丘つだ病院 看護部
2医療法人社団恵友会 霧ヶ丘つだ病院
キーワード:
在宅酸素療法
,
慢性呼吸不全
,
在宅人工呼吸療法
,
退院調整
,
医療安全
Keyword:
在宅酸素療法
,
慢性呼吸不全
,
在宅人工呼吸療法
,
退院調整
,
医療安全
pp.874-878
発行日 2014年11月1日
Published Date 2014/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200034
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超高齢化社会を迎え,医療機関の機能分化・強化と連携,在宅医療の充実を重点課題とし,平均在院日数の短縮や在宅復帰率を基準にした診療報酬体系は,医療ニーズの高い患者の在宅移行を促進させている.
高齢者の在宅移行において,医療ニーズだけでなく,独居高齢者や老老介護などの家庭環境,ADL(日常生活動作)低下や認知症による介護ニーズが高いことを念頭に置く必要がある.さらに「医療の役割」と「介護の役割」を互いに理解した連携を柱とする在宅医療現場での安全確保の取り組みは不可欠である.
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