学会印象記
The 1st World Congress of the International Society of Physical and Rehabilitation Medicine(1st ISPRM)
辻 哲也
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
pp.969-970
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109609
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International Rehabilitation Medicine Association(IRMA)とInternational Federation of Physical Medicine and Rehabilitation(IFPMR)が合併し,新しく誕生したInternational Society of Physical and Rehabilitation Medicine(ISPRM)の第1回世界大会が2001年7月8日から13日までの6日間,Peek WJ大会長のもと,アムステルダムにおいて開催された.
オランダは日本の九州程度の広さで人口は1,500万人,国土の四分の一は海抜0m以下で,国土のすべてが平坦地である.オランダの首都であるアムステルダムは,人口70万人程度の小さな町で,同じヨーロッパでもパリ,ロンドンと比べると,こじんまりしている.町を縦横に運河や川が走り,トラム,バスと並んで,水上バスも交通手段のひとつとなっている.運河のほとりには色彩豊かな家々が整然と並び,緑も豊富で,落ち着いた雰囲気のあるいい町であった.学会の開催されていた頃,日本では記録的な猛暑であったようだが,アムステルダムの気候は暑からず寒からず,快適であった.治安については,中央駅付近の治安は必ずしも良いとはいえないが,危険な場所を避ければ(オランダではマリファナなどソフトドラッグや売春が事実上合法である),ほかのヨーロッパの大きな都市と比べて極端に悪いという感じはしない.
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