書評
J.ポンスフォード 著 藤井正子 訳―外傷性脳損傷後のリハビリテーション―毎日の適応生活のために
大橋 正洋
1
1神奈川リハビリテーション病院
pp.276
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109448
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外傷性脳損傷者には交通事故を原因とする若年者が多く,症状は多彩である.このため障害の評価が困難で,提供すべきプログラムも医療から福祉,労働まで広範囲でなければならない.麻痺や失調などの運動機能障害,視力や聴力などの感覚機能障害も問題となるが,これらの人々の社会復帰を阻害する大きな要因は認知および心理社会的障害である.また外傷を受けた本人だけでなく,共に生活する家族にも深刻な問題が及ぶ.
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