Japanese
English
特集 運動失調
病態と生理―脊髄小脳変性症を中心に
The Physiology of Spinocerebellar Degeneration.
松本 昭久
1
,
田代 邦雄
2
Akihisa Matsumoto
1
,
Kunio Tashiro
2
1札幌市立病院神経内科
2北海道大学医学部神経内科
1Department of Neurology, Sapporo City General Hospital
2Department of Neurology, Hokkaido University, School of Medicine
キーワード:
小脳性運動失調
,
小脳神経回路網
,
予測制御
,
フィードバック制御
Keyword:
小脳性運動失調
,
小脳神経回路網
,
予測制御
,
フィードバック制御
pp.905-910
発行日 1999年10月10日
Published Date 1999/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109070
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はじめに
運動失調とは,筋力低下や錐体路障害などが認められないにもかかわらず,随意運動の正確さや円滑性に欠けた状態をいう,運動失調は前庭・迷路障害や脊髄後索障害でも出現するが,主たる病因は小脳障害である.本稿では,小脳性運動失調を生じる病態や,その神経生理学的機序について述べる.
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