書評
河本のぞみ・石川 誠 著―夢にかけた男たち―ある地域リハの軌跡
二木 立
1
1日本福祉大学
pp.1005
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108790
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1980年代末に彗星のように登場した石川誠医師率いる近森リハビリテーション病院(高知市)は,今や都市型リハビリテーションと地域リハビリテーションの一大メッカとなっている.本書はそれ(正確に言えば,本院,老人保健施設,訪問看護ステーション等を加えた「近森グループ」)への密着取材に基づく迫真のルポルタージュである.
石川医師自身の「自分史」とも言える長い序文に続く本文は,次の7章から構成されている,第1章「近森リハビリテーション病院」,第2章「近森のリハビリテーション看護」,等3章「近森はどう変わったか」,第4章「リハビリテーション・システム」,第5章「石川組の面々」,第6章「地域リハビリテーションの課題」,第7章「近森会から学ぶもの」.この部分の著者河本のぞみ氏は,ベテランの作業療法士兼高名なパントマイム・パフォーマーだそうである.
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