学会印象記
第19回総合リハビリテーション研究大会
明石 謙
1
1川崎医科大学リハビリテーション科
pp.487
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108385
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第19回総合リハビリテーション研究大会は,晴天に恵まれた平成8年12月14,15日,倉敷市の川崎医療福祉大学で江草安彦実行委員長,小田浤事務局長のもとに挙行された.会場は建設されてから6年経つのみで,未だ新しい大学の講義室など,最新の設備を駆使した能率の良い大会運営が行われた.会場の立地条件は,電車1駅分,市街地から離れたところにあり,有名な倉敷市を観光するには不便だが,勉強や会員の交流を深めるには絶好の場所である.登録者数は633名,さらに約40名が参加した.倉敷市近辺には,会場の川崎医療福祉大学に加え,吉備国際大学,岡山県立大学,岡山大学医療技術短期大学部などがあり,学生割引で学生の参加を呼び掛けたせいか,多くの若々しい学生も見かけた.また遠慮のない活発な質疑応答が各会場で行われた.学割制度は今後の学会運営に一つの行き方を示すものと思われる.
第1日目は開会式,続いて京極高宣氏の基調講演,次に国際交流シンポジウムで午前中が終り,昼食後は分科会Aとして主に障害別に7つの会場に分かれ,それぞれのテーマで熱心に講演,研究発表,討論が行われた,午後5時からは懇親会が大学のカフェテリアで催され,江草実行委員長,岡山県保健福祉部長遠藤氏等のご挨拶や乾杯の後は,方々で和やかに談笑するものや,分科会の続きの議論をたたかわすもの等,中締め後も賑やかな会が続いた.
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