学会印象記
第31回日本パラプレジア医学会
渡邉 哲郎
1
1長崎労災病院リハビリテーション科
pp.183
発行日 1997年2月10日
Published Date 1997/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108316
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第31回日本パラプレジア医学会が,北里大学神経内科古和久幸先生のもと,横浜・ホテルニューグランドにて,1996年10月24,25日に行われた.天候には恵まれなかったが,会場は熱気に包まれていた.ニューグランドホテルは荘厳な雰囲気を漂わせ歴史を感じさせる建物で,通りを隔て山下公園が海に面して広がり,氷川丸が眼前に浮かんでいた.その他,近くにはベイブリッジ,中華街など多くの名所があり,横浜の学会を満喫した.
まず,教育講演は,ニュージーランドのオタゴ大学医学部長のCampbell J教授の「老人の転倒」についてだった.環境と共に,老人の必要な能力として,①musculoskeletal function,②aerobic capacity,③cognitive and integrated neurological function,④nutritional reserveをあげていた.筆者も訓練中に患者の骨折を経験したことがあり,大変興味深く聞いた.
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