Japanese
English
実践講座 リハビリテーションにおける研究の進め方
4.症例研究2―神経心理学的リハビリテーションを中心に
An Essay on the Philosophy and Methodology in Neuropsychological Rehabilitation Research.
江藤 文夫
1
Fumio Eto
1
1獨協医科大学リハビリテーション科学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, Dokkyo University School of Medicine
キーワード:
哲学
,
心理学
,
リハビリテーション医学
Keyword:
哲学
,
心理学
,
リハビリテーション医学
pp.835-839
発行日 1996年9月10日
Published Date 1996/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108191
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はじめに
筆者が依頼されたテーマは,「リハビリテーションにおける症例研究の進め方」,とくに失語,失行,失認,痴呆などの症例において,というもので,さらに上手な論文の書き方や投稿雑誌の選び方などにも言及することを求められた.
「研究の進め方」にはいろいろな方法があると思われるが,その前に目的を明確にしておく必要があろう.論文の書き方については,わが国では岩波新書目録に有名な清水幾太郎の著書があり,近年は欧米の書籍の翻訳など数多くの単行本が入手可能である.この連載シリーズでは論文の書き方や文献の検索の仕方などの記述は共通することも多いと思われる.そこで,主としてリハビリテーションにおける症例研究と論文作成の目的やあり方について考えてみたい.研究の進め方と論文を書くことに関する随筆(essay)を企図したものである.
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